- Cursor AIのAPI課金とは?
Cursor AIは、コード補完やAIチャット機能を提供する開発者向けエディタです。
この機能は、内部的に外部のAI API(OpenAIやOpenRouterなど)を利用することがあり、API接続が有効になっていると従量課金が発生する場合があります。
無料で利用するには、ローカル環境で動作するモデル(Ollamaなど)に接続する設定に切り替える必要があります。
課金が発生する仕組み
- 外部API利用時
- OpenAI API、Anthropic API、OpenRouter APIなどは利用量に応じて課金される。
- Cursorの設定でAPIキーを登録すると、自動的にそのAPI経由で処理が行われる。
- デフォルト設定
- インストール直後はCursorが独自に提供する無料枠を使える場合もあるが、上限を超えると有料APIに切り替わることがある。
API課金を避けるためのポイント
最も安全な方法:有料モデルの雲マークをOFFにする
Cursor AIのモデル選択画面では、有料APIを利用するモデルに「☁ 雲マーク」が表示されています。このマークが ONの状態 だと、そのモデルを使った瞬間に外部APIに接続され、課金対象になります。

設定手順
- モデル一覧画面を開く(設定メニュー → Models)
- 有料APIモデルに表示されている 雲マークをOFF に切り替える
- 無料で使えるローカルモデル(雲マークなし)や、Cursor標準提供の無料モデルのみ残す
- 設定を保存して終了
これにより、誤って有料モデルを選んでもAPI接続されなくなるため、課金リスクが大幅に減ります。
無料運用のための補足ポイント
- MAX ModeをOFFにする(外部API料金が発生するため無効化)
- APIキーを登録しない(未登録なら課金なし)
他の無料利用方法:Ollamaの活用
さらに外部APIを完全に使わずに済ませたい場合は、 Ollama を利用する方法があります。
- Ollamaとは?:ローカル環境で大規模言語モデルを実行できる無料ツール
- メリット:完全無料・オフライン動作・プライバシー保護
- デメリット:PC性能やストレージを消費
- 利用例:
ollama pull qwen:7b
→ Cursor接続先をhttp://localhost:11434
に設定
まとめ
最も簡単で安全なのは 「雲マークOFF」。さらに、 MAX ModeをOFF、APIキー登録なし にすることで課金リスクはほぼゼロにできます。より安全性を高めたい場合は、 Ollama などローカルモデルの利用も検討しましょう。