SEO記事を全自動生成する「BlogSEO」について調べてみた
かつ
2026/07/09
今回はXの投稿でたまたま見かけたSEO系のSaaSサービス「BlogSEO」について調べてみた
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SEOの時代からこういうサービスはよく見かけます。
ただ毎度気にはなるので、今回もどういうものか調べてみました。
先に結論を言うと、現時点で私はおすすめしません。
※本記事は2026年7月時点の公式サイトの情報と、Google検索セントラルの公開情報をもとにした調査記事です。
BlogSEOとは?何ができるサービス?
BlogSEO(blogseo.io)は、SEO記事の制作を丸ごと自動化してくれる海外製のAIツールです。できることを整理すると、以下の通りです。
- サイトのURLを入力すると、AIがサイト構造・キーワード・競合を自動分析
- ブランドのトーンに合わせたSEO記事を自動生成(内部リンク・統計データ・構造化マークアップ入り)
- WordPress、Shopify、Webflow、FramerなどのCMSと接続して自動で公開
- 他のBlogSEOユーザーと相互にリンクを張り合う「バックリンク機能」
- ChatGPTなどのAI検索に引用されるための対策(いわゆるLLMO/AEO)
料金は月額97ドルで、月30本の記事生成と最大15本のバックリンクが含まれます。3日間の無料トライアルもあります。
月97ドルで毎日記事が増えていく。ブログ運営で一番しんどい「書き続けること」から解放される。……たしかに魅力的に見えますよね。では、なぜおすすめしないのか?
なぜおすすめしないのか?懸念点は3つ
懸念点1:「バックリンク交換」はGoogleが名指しで禁止している手法では?
私が一番引っかかったのがここです。
BlogSEOのバックリンク機能は、同じジャンルのユーザー同士をマッチングして、お互いの記事にリンクを自動挿入し合う仕組みです。ドメイン評価(DR)を上げるのが目的とされています。
一方で、Googleのスパムに関するポリシーには「リンクスパム」の例として、次のような行為が明記されています。
- 過剰な相互リンクや、相互リンクのみを目的としたパートナーページの作成
- 自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成する
「ツールで自動的にリンクを張り合う」というBlogSEOの仕組みは、便利かどうか以前に、この記述と構造的に重なって見えるんです。
さらに決定的だと感じたのが、公式FAQの説明です。バックリンク交換の仕組みについて、独自アルゴリズムでリンクを非相互的かつ自然な状態に保つことで「設計上、検索エンジンのスパム検出が回避されます」と、運営自身が説明しているのです。
こちらのGoogle公式ページに記載されています。
Google ウェブ検索のスパムに関するポリシー | Google 検索セントラル | Documentat...スパムに関するポリシーには、ページまたはサイト全体の掲載順位が下がったり、Google 検索から...
懸念点2:ノーチェックの毎日自動公開は「量産コンテンツ」扱いされないか?
Googleは2024年3月のアップデート以降、「スケールされたコンテンツの乱用」──つまり、検索順位の操作を主な目的に、独自の価値をほとんど加えずに大量生産されたコンテンツを、明確にスパムポリシーの対象にしています。
ポイントは、AIが書いたかどうかではなく「ユーザーのために作られたかどうか」が基準だということです。
BlogSEOの売りは「完全自動運転」、つまり人間のチェックなしで毎日公開すること。しかし、AIが生成した記事は一見それらしく読めても、一次情報や実体験が入らないため、同じツールを使う競合サイトと似たり寄ったりの内容になりがちです。
Googleが評価するE-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の中で、いま最も重視されつつあるのが「経験(Experience)」です。皮肉なことに、この要素だけは完全自動化では絶対に作れません。
懸念点3:事故ったときに失うのは、あなたのドメイン
仮にペナルティや大幅な順位下落が起きた場合、ダメージを受けるのはツールではなくあなたのサイトです。
- 何年もかけて育てたドメインの評価は、一度失うと回復に長い時間がかかる
- 自動公開された記事に誤情報があっても、責任を負うのはサイト運営者
- 「AIが勝手に書いた」は言い訳にならない
月97ドルの人件費削減と引き換えに賭けるものとしては、あまりに大きい。これが私の判断です。
良い点はないの?
批判ばかりではフェアではないので、評価できる点にも触れておきます。
AI検索(ChatGPTなど)からの流入を意識した設計は、時流を捉えています。検索の主戦場がAIチャットに移りつつある今、この視点自体は正しいです。また、キーワード調査・競合分析・記事構成の提案といった「下ごしらえ」は、人間がやると膨大な時間がかかる部分なので、そこをAIに任せる発想には価値があります。
問題は、「良い下書きが作れること」と「無人で公開してよいこと」はまったく別の話なのに、このツールがそこを一足飛びに越えようとしている点です。
まとめ:AIは「下書きまで」、公開判断は人間が
おすすめしない理由を整理すると、次の3つです。
- バックリンク交換機能が、Googleの禁止するリンクスキームと構造的に重なる
- 人間のチェックなしの大量自動公開は、スパムポリシー上のリスクを抱える
- 事故ったときに失うのは、自分のドメイン
誤解しないでいただきたいのは、「AIでブログを書くな」という話ではないということです。私自身、AIは記事作成の相棒として活用しています。大事なのは役割分担です。
AIに任せるのは、キーワード調査・構成案・下書きまで。実体験や独自の視点を加えて、公開の判断を下すのは人間。
「SEOの次の時代」は、AIが人間の代わりに書く時代ではなく、AIを使いこなす人と、AIに丸投げする人の差がはっきりつく時代になると考えています。
ブログ運営やSEOの進め方で迷っている方は、焦って自動化ツールに飛びつく前に、まず土台となる考え方から整えていきましょう。
この記事の著者・監修
カツ
カツプロ運営者のカツです! AI・Web関連から、日常のことなど、私目線の回答も交えながらお伝えします!
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