TeraTermとは
TeraTermは、Windows向けに開発されたオープンソースのターミナルエミュレーターです。
主にサーバーやネットワーク機器へのリモート接続に用いられ、SSH・Telnet・シリアル接続といった多様な通信方式に対応しています。
シンプルな操作性と豊富な機能、そして日本語環境での使いやすさから、多くのエンジニアやシステム管理者に利用されています。
どんな時に使うのか
TeraTermは以下のようなシーンで活躍します。
- VPSやLinuxサーバーにSSHでログインして操作する時
- ルーターやスイッチなどネットワーク機器の設定を行う時
- シリアル接続を利用して組み込み機器の開発やデバッグを行う時
- スクリプト機能を活用して定型作業を自動化したい時
特に「サーバー運用」や「ネットワーク機器の設定」といった現場では、欠かせない基本ツールのひとつです。
Tera Termの使い方
1. インストール
公式サイトからインストーラーをダウンロードし、Windowsにインストールします。追加オプションとしてTTSSHやマクロ機能を導入することも可能です。
2. 接続設定
起動すると接続方法を選択する画面が表示されます。
- SSH接続:サーバーのIPアドレスとユーザー情報を入力
- Telnet接続:ポートを指定して接続
- シリアル接続:COMポートを選択
3. 基本操作
接続後は黒いターミナル画面にコマンドを入力して操作します。コピー&ペーストやログ保存、文字コードの変更なども簡単に行えます。
4. マクロと自動化
Tera Termにはマクロ機能(TTMacro)があり、スクリプトを記述することでログイン処理やファイル転送などを自動化できます。日常的な作業を効率化する際に非常に便利です。
まとめ
TeraTermは、システム管理やネットワーク機器の操作を行う上で欠かせない定番ツールです。
無料で利用できるうえに、多機能で日本語環境にも最適化されているため、初心者からプロまで幅広く利用されています。
サーバー運用やネットワーク構築を始めるなら、まず導入しておきたいツールのひとつと言えるでしょう。