WordPressだけで満足していた私のスキル
これまで私はXサーバーのレンタルサーバーを使い、WordPressでオリジナルテーマを作ってきました。
FTPでファイルをやり取りし、phpMyAdminでデータベースを修正し、必要ならjsやphpを直接編集して動きをつける。
そんな作業を繰り返す中で、「自分はある程度スキルのあるWeb制作者だ」と思っていました。
しかし、今回VPSを使ったNext.js＋Prisma開発に挑戦したことで、その自信が一気に覆されたのです。
AIにコードを書かせてWebアプリが完成
正直に言うと、コードは自分で一から書いたわけではありません。
Cursor AIに仕様を伝え、コードを生成してもらい、エラーが出れば「ここが動かない」と伝えて修正してもらう。その繰り返しでした。
結果として、WordPressでは実現できなかったスキルマッチング型のWebアプリを短期間で完成させることができました。
「自分はプログラマーじゃないから無理だ」と思っていた領域に、AIの力を借りて踏み込めたのは大きな収穫でした。
AIでは代替できない部分もある
ただし、AIを使ってもすべてが自動化されるわけではありません。
特にVPSサーバーの設定や本番環境構築は、人間の知識が必要な領域です。
- Xサーバーのサーバーパネル操作
- SSL設定やドメイン連携
- データベースの切り替え
これらはAIに文章で教えてもらえるとはいえ、知識ゼロの人が手を動かすのは難しいのが現実です。
AIエージェントが完全にブラウザ操作まで肩代わりする時代が来れば話は変わりますが、今のところサーバー理解の有無が成果に直結します。
WordPressスキルのままでは危うい？
「WordPressのテーマを作れます」だけでは、今後の市場価値は下がっていくと感じています。
逆に、AIを活用しつつも
- サーバーやインフラを理解できる
- 環境構築を自分で進められる
- AIの成果物をきちんと本番環境に乗せられる
こうしたスキルを持つ人は、AI時代でも重宝される存在になるでしょう。
まとめ：AI＋VPSが見せてくれた未来
AIが進化すれば、コーディングはさらに自動化されていきます。
ただし「AIをどう活用し、どう環境に乗せるか」を理解している人間のスキルは、これからますます重要になっていくはずです。
WordPressに閉じたスキルだけではなく、AIとVPSを組み合わせた新しい開発の世界に踏み出すことが、これからのWeb制作者に求められる大きな価値だと強く感じました。
