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はじめましての、つづき / つづきの、はじめまして

はじめましての、つづき / つづきの、はじめまして ── 生成AIで作った全40話の縦型アニメーション

この作品について

About
因果ループの二層設計

前半だけ見ると、切ない恋の話。
後半だけ見ると、幸せな恋の話。
両方見ると、1つの長い物語。

2つの物語を、同じ日から1日置きに公開します

第1話 〜 第20話

『はじめましての、つづき』

公開 10 / 20話

  • 1話
  • 2話
  • 3話
  • 4話
  • 5話
  • 6話
  • 7話
  • 8話
  • 9話
  • 10話
  • 11話 未公開
  • 12話 未公開
  • 13話 未公開
  • 14話 未公開
  • 15話 未公開
  • 16話 未公開
  • 17話 未公開
  • 18話 未公開
  • 19話 未公開
  • 20話 未公開

第21話 〜 第40話

『つづきの、はじめまして』

公開 8 / 20話

  • 21話
  • 22話
  • 23話
  • 24話
  • 25話
  • 26話
  • 27話
  • 28話
  • 29話 未公開
  • 30話 未公開
  • 31話 未公開
  • 32話 未公開
  • 33話 未公開
  • 34話 未公開
  • 35話 未公開
  • 36話 未公開
  • 37話 未公開
  • 38話 未公開
  • 39話 未公開
  • 40話 未公開

『はじめましての、つづき』の第1話と、『つづきの、はじめまして』の第21話は、同じ日に公開します。以降は1日置きに1話ずつ増えていきます。

あらすじ

Synopsis
前半・第1〜20話

『はじめましての、つづき』

知らない部屋で、ケイは目を覚ます。

ラーメンの作り方も、聴いたことのある曲も、 なぜか「知っているはずなのに、はじめて」に感じる。

世の中の人が「あるある」と笑い合っていることを、 ケイは一つも体験したことがない。
だから一つずつ、外へ出て確かめていく。

喫茶店で隣り合わせた青年・アイと、少しずつ言葉を交わすようになる。 けれどケイには、自分でも説明できない期限のような感覚がある。

後半・第21〜40話

『つづきの、はじめまして』

長い入院を終えて、ナルは退院する。

新しい部屋、新しい生活。
はじめてのはずのことが、なぜか懐かしい。

はじめて行くカフェの席がしっくりくる。 聴いたことのない曲を口ずさんでいる。
「この景色、前も見た気がする」

やがて出会うアイとの日々のなかで、 ナルは自分の中にある「誰かの記憶」に気づいていく。

どちらから見ても、1本の物語として完結します。
両方見たときだけ、もう一つの意味が現れます。

登場人物

Cast
日途乃 ケイ(外出着) 日途乃 ケイ(普段着) 日途乃 ケイ(よそゆき)

Kei

日途乃 ケイ

ひとの けい

前半の主人公

「あるある」を知らない。
体験してみたい、と願っている。

具象 ナル(外出着) 具象 ナル(部屋着) 具象 ナル(おでかけ)

Naru

具象 ナル

ぐしょう なる

後半の主人公

25歳。退院して、
新しい部屋で暮らしはじめる。

丸出 アイ(ふだん) 丸出 アイ(部屋着) 丸出 アイ(白衣)

Ai

丸出 アイ

まるで あい

二人が出会う相手

25歳。医大生。物静かで大人しい。
同じ作者の小説が好き。

ほかに、二人を見守るナレーターがいます。

ループの形

Loop

前半20話が終わると、後半20話がはじまります。
後半が終わると、また前半のはじまりにつながります。

ケイ 前半 20話 第1話 〜 第20話 後半 20話 第21話 〜 第40話 つながる ナル

制作の記録

Story

アニメーション制作を生成AIでチャレンジ。
これが私の作品のはじまりの、つづき?

これが1作目です。

初めてのAIアニメーション。
何も分からないところから

AIで映像を作るのは、これが初めてでした。だから、うまくいったことより失敗したことのほうが多いです。 ここから先は、その全部を書きます。工程・費用・使った道具・いくら無駄にしたか。

START

2026年8月2日
第1話から

まずは、設定から考えました

企画・構成・セリフは、自分で考えました。 生成AIに使ったのは、作った構成をもとにたたき台のセリフを出してもらうことと、 自分で書いたセリフや構成の誤字脱字・矛盾をチェックしてもらうことです。

登場人物の設定も、名前も、自分で考えました。

名前にも意味があります。

具象 ナル
ぐしょう なる

「ナル」=「成る」。想いが現実になる。

日途乃 ケイ
ひとの けい

ナルに「があたる」までの(みち)に寄り添う存在。主題歌の題「途」「日」もここから。

丸出 アイ
まるで あい

「丸出(まるで)」+「アイ」=「まるで愛」。

なぜ「つづはじ」なのか

前半が『はじめましての、つづき』なので、略すなら「はじつづ」のほうが普通です。
でも、この作品の略称は「つづはじ」。後半の題からとっています。

なぜ後半なのか。
それは作者の中では、前半の主人公はケイ、後半の主人公はナルです。
でも、40話すべての主人公はナルです。
前半はケイが主人公ですが、ケイはナルだからです。

だから、ナルが主人公である後半の題を略称にしました。

統一できなかったところ

前半は、予算を超えました。だから、いまの仕様のまま公開しています。

服装・背景・絵柄のタッチが、揃っていないところがあります。
正直、そこは不満です。

カフェのケイとアイ

同じカフェの、同じ窓際の席。
前半と後半で2回出てきます。だから、先に固定しておかないと再現できません。

実際に起きたこと 第13話で、ケイの服と部屋が違ったまま全カットに使われていました。
アイの部屋のカットは、34回の作り直しのうち28回がこれ絡みです。

声を、ゼロから作りました

2週間で6つのサービスを試しました。 決め手になったのは性能ではなく、事故でした。

最初に使っていた ElevenLabs のライブラリ音声の出力が、 一晩で別人の声になりました。同じ設定・同じセリフ・同じ音声IDです。 サポートに問い合わせて、バージョンを固定する手段が無いことが分かりました。 第25話まで作った声が、もう再現できません。

そこから「版を固定できること」を最優先にして、手元で動く道具へ移りました。 他人の声は一つも使っていません。3人の声は、文章で設計して作ったものです。

採用 → 事故で撤退
① ElevenLabs

Creator $22/月

日本語の疑問形がいちばん自然。英語の音声タグで演技をつけられて、誰の声でもない合成音も作れる。ここまでは完璧でした。

版を固定できない。ライブラリ音声の出力が一晩で変わり、第25話まで作った声が再現できなくなった。同じ設定で4回引くと、声の高さが1回ごとに60〜75Hzばらつく。

比較 → 不採用
② Gemini TTS

1話あたり約312円

演技は試した中でいちばん良かった。モデルに元から入っている話者なので、表現力が別格。

オリジナルの声が作れない。用意された声しか使えない。さらに無料枠だと入力が学習に使われる(課金すれば使われないが有料)。

採用 → 撤退(いまも補助で使用)
③ Qwen3-TTS

0円・Apache 2.0

ローカルで動くので重みが手元にある=版を永久に固定できる。演技を日本語の文章で指示できる。判定は「ElevenLabsより全然いい/90点」。

日本語のアクセントが不安定。同じ「あるある」でも、文によって高低が正反対になる。

採用 → 2日で撤退
④ Style-BERT-VITS2

0円・AGPL v3

アクセントを読む前に決めるので、③の問題が解決した。

演技が平坦。学習に4.5時間かけても戻らない。導入の罠が13個。AGPL v3なのでWebに載せるとソース公開の義務が出る。

これでいきました
⑤ Irodori-TTS

0円・MIT

学習が要らない。参照音声を30秒渡すだけで声が決まる。導入の罠ゼロ。コードも重みもMITで商用利用可。同じ音を出し直せる。判定は「AI感が消えた」。

文章での演技指定は効かない。演技は参照音声の使い分けで作る(静か/動く/大きい)。

調べて不採用
⑥ MiniMax・Seed-VC ほか

MiniMax は同じ手本で試したら③と同じく平坦だった(平坦さは手本から来ていたという発見)。Seed-VC は変換した音が分かる。IndexTTS-2 は商用が別ライセンス。CosyVoice2 は日本語が崩れる。Fish Speech はライセンスの情報が食い違う。

道具を選ぶ軸は、最後にこの順番になりました。
① 版を固定できるか ② オリジナルの声が作れるか ③ 日本語が自然か ④ 演技 ⑤ 費用

①が最優先なのは、公開してから声が作れなくなるのがいちばん困るからです。 40話の作品では、これが性能より先に来ます。
アイ ナル

作り方

Making

この順番以外で作りません。逆にやると作り直しになります。

  1. 01

    カット表

    1話6カットに収める。費用の8割は動画なので、ここが設計になる

  2. 02

    静止画

    同じ場所・同じ物は基準画で固定してから描く。承認が出たら凍結する

  3. 03

    音声

    機械で検査して、6つの関門を通るまで作り直す

  4. 04

    尺合わせ

    セリフの長さに合わせて、カットの枠を決める

  5. 05

    動画

    静止画が全部OKになるまで1本も作らない。動かすのは3〜4本

  6. 06

    書き出し

    組み直して1本にする。ここは0円

ケイ

一度OKが出た画は作り直しません。
同じ人物・同じ部屋・同じ小物を何話にもわたって出すので、 気に入った1枚が出たらそこで止めて、以降は編集で直します。

大原則:実行できないルールは、ルールではない。
前半20話で、コードで止めたルールは破られた回数0。文章で書いただけのルールは全部破られました。 お金がかかる生成は承認がないと止まり、絵を作る前に設定画と指示文の食い違いを機械で突き合わせます。

使った道具

Tools

2週間で入れ替えを繰り返して、最後に残った3つです。

Irodori-TTS

ローカル・MIT / 0円

自分のPCで動く音声合成。学習が要らず、参考音声を渡すだけで声が決まります。 重みが手元にあるので、提供元の都合で声が変わりません。 これが最後の決め手になりました。

Gemini 3 Pro Image

API・従量 / 1枚 約20円

静止画と基準画。承認済みの絵を複製してから一部だけ編集する使い方をしています。 ゼロから描かせると、同じ部屋・同じ服が毎回ずれます。

動画

Kling v2.6

Replicate・従量 / 5秒 約100〜250円

静止画を動かします。全体費用の55%がここ。 動かすのは1話に0〜4本だけで、残りは静止画をゆっくり寄せて見せています。

台本・カット表・演出の指示はすべて手で書いています。 AIに丸ごと考えさせた部分はありません。
道具が作るのは「絵」と「声」と「動き」だけです。

わかったこと

Feature
ケイ

POINT 01

1話6カット。動かすのは3〜4本

費用の8割は動画で、動画はカット数で決まります。前半は10.2カットを全部動かしていました。後半は6カットにして、動かすのは3〜4本だけにしています。

POINT 02

動かさないほうが良いカットがある

安いからではありません。時間の経過を含むナレーションのカットは静止画にする。引きのカットは動画にしない。費用が3分の1になったのは、その結果です。

POINT 03

基準画を135枚、先に作って固定する

同じ場所・同じ物が2回出てくる作品なので、先に固定しておかないと後半で再現できません。一度OKが出た画は作り直さず、1か所だけ編集で直します。

POINT 04

ルールはコードで止める

文章で書いただけのルールは全部破られました。承認・突き合わせ・音声検査を全部スクリプトに入れて、通らなければ先へ進めないようにしています。

前半 後半
作り方 基本すべて動画 動画+静止画アニメーション
1話のカット 10.2 6.0
動かす本数 10.2本(全カット) 3〜4本
1話の実費 約3,500円 約1,030円(終盤は140〜1,200円)
間取り・服装 揃わず 揃った(やり直しは数回発生)
絵柄のタッチ 揃わず いまも揃っていない
1作目で無駄にした額

約22,600円

前半20話にかけた額の、4割です。

カット数が多すぎた(第1〜12話・160カット)… 約10,300円
作り直して捨てた動画クリップ … 約11,000円
統一できずに作り直した静止画(本来ゼロだったはず)… 約1,300円
全40話・完成時点の実費

約122,800円

45.3分 / 1話あたり 約3,070円

動画(Kling・Seedance) 約67,200円 55%
静止画(Gemini) 約47,200円 38%
音声(旧版の作り直し前) 約3,750円 3%
声(クラウド音声・のちに解約) 3,100円 3%
主題歌(2曲) 1,500円 1%

「動画が費用の9割」は動画サービスの中だけの話でした。
全体で見ると、静止画も動画に迫る規模です。 動かす本数を減らすのと同じくらい、絵の作り直しを減らすことが効きます。

詰まったこと、どう解決したか

Problems
ナルとアイ

40話を作るあいだに、同じところで何度も止まりました。止まった理由と、どう抜けたかを書いておきます。

01

良い声ほど、使えなかった

最初は Gemini で音声を作っていた。演技は試した中でいちばん良かった。でもプリセットの声しか使えず、オリジナルの声が作れない。次に移った ElevenLabs では、第25話まで作ったところで声が一晩で別人になった(サポート確認済み)。その後も道具を替え続けたが、演技と「あるある」のイントネーションが思ったようにならない。第1話のたった一言に、10日以上・何十回もかけている。

SOLVED

声を作る道具と、読ませる道具を分けた。オリジナルの声は Qwen3-TTS で作り、本番のセリフは Irodori-TTS に読ませる。これで、自分の声を持ったまま、版が変わらず、日本語も自然になった。

★ 最初は「演技」で選んでいた。事故を経て、いちばん大事なのは「版が変わらないこと」だと分かった。

02

静止画を作らずに、いきなり動画にしていた

服装・小物・部屋の配置が、回ごとに食い違う。そして動画の中身が台本と違う。思っていた場面にならない。作り直すたびに費用が出る。これがいちばん無駄な出費だった。

SOLVED

必ず静止画を先に作り、カットの一覧で統一を確かめてから動画にする。絵を1枚ずつ見て、服・小物・間取り・角度が揃っているかを確認する。

★ ここを飛ばすと、あとの工程が全部やり直しになる。

03

動きが要らないところまで、動画で作っていた

意図とは違う動きになる場面が多く、作り直しが多発した。動画は静止画より桁で高い。動かす必要のない場面まで動画にしていたことが、費用が膨らんだ原因だった。

SOLVED

静止画アニメーションに切り替えた。寄る・引く・ゆっくり流す——必要な動きの多くは、静止画を動かすだけで足りる。

動画は、77%減らした

はじめましての、つづき

205本

1話あたり 10.2本

つづきの、はじめまして

48本

1話あたり 2.4本

それでも作品として成立しています。 後半には、動画を1本も使っていない話があります——第33話・第34話・第35話・第36話。 この4話は、静止画アニメーションだけで作りました。

動画を使った回と、使っていない回を見比べてもらうと、どこに動画が要るのかが分かると思います。

ご依頼について

Order

品質は、現物を見て選べます

Quality

前半と後半では、作り方が違います。どちらが良いかではなく、何が違うかを並べます。選ぶのはご依頼主です。

ナル ナル ナル

FIRST HALF

前半のやり方

1話のカット
10.2
動かす本数
全部
1話の実費
約3,500円
揃うもの
揃わないもの
服装・背景・絵柄

SECOND HALF

後半のやり方

1話のカット
6.0
動かす本数
3〜4本
1話の実費
約1,030円
揃うもの
間取り・服装
揃わないもの
絵柄のタッチ

よくあるご質問

FAQ
アイ
権利はどうなっていますか

声も画も、他人のものは使っていません。声は文章で設計して作ったもの、画はすべて生成したものです。実在の商品名・ロゴ・人物は出していません。

同じ品質のものが作れますか

同じ工程で作ります。ただし題材が変われば詰まる場所も変わります。前半のやり方と後半のやり方のどちらで作るかは、先に決めていただきます。

納期はどれくらいですか

1話あたりの作業は半日ほどです。話数と、絵をどこまで固定するかで変わるので、内容を伺ってからお答えします。

この40話の制作を依頼するなら、
20万円〜

この作品には、画が499枚あります。同じものを人の手で作ると、画だけで250万円を超えます。

20万円で出せるのは、作業をAIがやるからです。設計と判断は人間がやっています。そこに払っていただく金額です。

つづはじと同じ水準まではこの値段です。それ以上のものは、別のお見積もりになります。

実際にかかった費用

約12.3万円

生成AIの利用料。40話・45.3分。1話あたり約3,070円

ご依頼いただく場合

20万円〜

上の実費に、設計と作業の時間が乗ります

同じものを人の手で

250万円〜

画だけの相場。音・編集は別

実費12.3万円には、台本と構成の作業が入っていません。
40話の筋、ループの設計、対になる回の配置、各話のカット割り、演技の指示は、 すべて手で書いています。ここは費用が発生しないので数字に出ませんが、 いちばん時間がかかっている部分です。

ご依頼をいただく場合は、この部分も含めてお引き受けします。

この金額になる理由

40話を破綻させずに通す設計
同じ部屋・同じ服・同じ顔を40話ぶん揃えるのは、1話だけ作るのとは別の仕事です。基準画135枚と、食い違いを機械で止める仕組みを作りました。

やり直しの回数が値段を決める
1作目は、判断のミスで4割を捨てました。2作目からは同じ失敗をしません。その差がそのまま金額に出ます。

作業ではなく判断に払っていただく
どのカットを動かし、どこを止め絵にするか。ここを間違えると、費用が3倍になるか、紙芝居になります。

制作について相談する