Search Consoleの生成AIレポートの見方|AIによる概要の表示回数
かつ
2026/09/17
Google Search Console の左メニューに、「生成 AI」という項目が増えています。Google検索のAIによる概要(AI Overviews)とAIモードに、自分のサイトが何回表示されたかを見られるレポートです。
カツプロのサイトでも表示されていたので、場所・分かること・分からないことを、Google の公式ヘルプに沿ってまとめます。後半では、カツプロの数字を実際に読んで気づいたことも書きます。
どこにあるか:検索パフォーマンスの中
左メニューの「検索パフォーマンス」を開くと、その下に「生成 AI」があります。画面の見出しは「検索パフォーマンス > 生成 AI 機能」で、「ベータ版」と付いています。

「検索パフォーマンス」が閉じていると、中の「生成 AI」は見えません。右にある「∨」を押して開いてください。
Google はこのレポートを2026年6月3日に発表し、最初は一部のサイトにだけ出していました。公式ブログの追記では、2026年8月31日に世界中のすべてのサイトへ広げたとされています(Google Search Central ブログ)。
分かること
公式ブログが挙げている項目は次の5つです(Google Search Central ブログ)。
| 項目 | 何が分かるか |
|---|---|
| 表示回数 | 自分のサイトのURLが、検索とDiscoverの生成AI機能に出た回数 |
| ページ | どのURLが生成AI機能に出たか |
| 国 | どの国で表示されたか |
| デバイス | パソコン・スマホ・タブレットのどれで見られたか(検索のみ) |
| 日付 | 1時間ごと・1日ごと・週ごと・月ごとの推移 |
表示回数の数え方は、「ユーザーにサイトへのリンクが表示された回数」です。同じ検索結果の画面に同じサイトの結果が複数出た場合は、1回と数えます(Search Console ヘルプ)。
Discover に表示のあるサイトでは、検索とは別に Discover 用のレポートも用意されています(Google Search Central ブログ)。
分からないこと・注意点
クリック数と検索語句は出ない
公式ブログが挙げている数字は表示回数だけです。いつもの検索パフォーマンスにある「クリック数」「検索語句(クエリ)」は、このレポートの項目に入っていません(Google Search Central ブログ)。「AIの回答に出たあと、どれだけサイトに来たか」は、ここでは分かりません。
絞り込みに使えるのはページ・国・日付・デバイスの4つです(Search Console ヘルプ)。AIによる概要とAIモードを分けて見る項目は、ヘルプに挙がっていません。
いつもの検索パフォーマンスにも含まれている
生成AI機能での表示は、これまでどおり通常の検索パフォーマンスの数字にも含まれています。今回のレポートは、そのうちAIの部分だけを取り出して見せる画面です(Google Search Central ブログ)。2つを足し算しないように注意してください。
表示されないサイトもある
ヘルプには、レポートが出ない理由として「生成AI機能での表示回数が足りない」ことが挙がっています(Search Console ヘルプ)。メニューに「生成 AI」が無ければ、まだ表示回数が少ないということです。
そのほか、ヘルプには次の点も書かれています(Search Console ヘルプ)。
- Search Labs の試験機能でのデータは含まれない
- いちばん新しいデータは暫定値で、数時間のうちに変わることがある
- 通常の検索パフォーマンスと同じく、表は1,000行までの制限がある
APIでは取れない。CSVで書き出す
Search Console のAPIで検索の種類として指定できるのは、web・image・video・news・discover・googleNews の6つです。生成AIを指定する値はありません(Search Console API リファレンス、2026年8月11日更新)。
数字を手元で集計したいときは、画面右上の「エクスポート」から書き出します。グラフの数字と表の数字の両方を書き出せます(Search Console ヘルプ)。
「AIに出さない」設定とは別物
レポートとは別に、「設定」>「検索の生成AI」で、サイトをAIによる概要・AIモード・Discoverの生成AI機能から外す設定ができます(Search Console ヘルプ)。
ヘルプによると、この設定について次のことが分かります(Search Console ヘルプ)。
- 外すと、サイトのリンクも内容も生成AI機能に出なくなる。通常は数日以内に反映される
- 通常の検索結果の順位には影響しない
- AIの学習には影響しない。学習に使われたくない場合は「Google-Extended」で指定する
外すと、AIの回答に引用されることもなくなります。AIからの入口をなくしてよいか、よく考えてから使う設定です。
カツプロの数字を読んで分かったこと
ここからはカツプロ調べです。レポートを「3か月」で表示し、CSVに書き出して集計しました。数字そのものは伏せて、割合と傾向だけ書きます。

AIに出ているのは、ほぼ技術メモの記事
表示回数の多い記事は、Qwen・Ollama・pgAdmin・PostgreSQL・Tera Termなど、ローカルAIやデータベース、開発ツールの使い方の記事でした。上位6本で、全体の6割を少し超えています(カツプロ調べ。3か月分、同じ記事の新旧URLはまとめて集計)。サービスの紹介ページは、ほとんど出ていません。
9月に入って、AIでの表示が半分になった
1日あたりの表示回数を月ごとに比べると、9月前半(1〜16日)は8月の約半分でした(カツプロ調べ)。減った分の多くは、上位の記事で起きていました。
AIで減った記事は、通常の検索順位も下がっていた
AIのレポートには順位もクリック数もないので、同じ期間の通常の検索パフォーマンスと並べました。すると、原因が2種類あることが分かりました(カツプロ調べ)。
- 順位が下がった記事:Ollama の記事と、プログラミング向けAIモデルの記事は、通常検索の平均順位が9位前後から14位台に下がっていました。順位が下がって、AIにも出にくくなったと考えられます
- 順位はほぼ同じなのに表示が減った記事:Qwen の記事は順位がほとんど変わっていないのに、通常検索でもAIでも表示が減っていました。記事で扱っているバージョンを検索する人自体が減った可能性があります(推測です)
一方で、最近公開した記事がAIに出始めているのも見えました。
AIのレポートだけを見ると「AIに出なくなった」で止まってしまいます。通常の検索パフォーマンスと並べて見ると、何を直せばよいかまで分かります。カツプロでは、順位が下がった2本の記事を最新の情報に書き直すところから始めます。
まとめ
- Search Console の「検索パフォーマンス」>「生成 AI」で、AIによる概要・AIモードでの表示回数が見られる
- 分かるのは表示回数・ページ・国・デバイス・日付。クリック数と検索語句は出ない
- 生成AIでの表示は、通常の検索パフォーマンスにも含まれている
- APIでは取れない。まとめて見るならCSVで書き出す
- 読むときは、通常の検索パフォーマンスと同じ期間で並べると原因まで分かる
マイクロソフトの Bing にも、AI(Copilot)での引用回数を見られる機能があります。そちらの数字を半年分読んだ記事は「AI検索に引用されても収益は0円|26万回の実測と、支払いが始まった仕組み」です。
この記事で使った出どころ
- Google Search Central ブログ「Introducing Search Generative AI performance reports in Search Console」(2026年6月3日。8月31日に全サイトへ広げたとの追記あり)
- Search Console ヘルプ「生成 AI パフォーマンス レポート(検索)」
- Search Console ヘルプ「検索の生成AI設定」
- Search Console API リファレンス「Search Analytics: query」(2026年8月11日更新)
カツプロの数字は、筆者が Search Console から2026年9月17日に書き出したもの(生成AI)と、同じ日に Search Console API で取得したもの(通常の検索)です。
この記事の著者・監修
カツ
カツプロ運営者のカツです! AI・Web関連から、日常のことなど、私目線の回答も交えながらお伝えします!
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