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SEO・集客 2026年9月19日

【2026年9月】SEO・AIO対策まとめ|Google公式と業界調査

かつ

かつ

2026/09/19

2026年9月版 SEO・AIO対策 Google公式と業界調査で整理 AIによる概要・AIモード・ChatGPT・Copilot

「AIに引用されるには、何をすればいいのか」。ネット上には「AIO対策」「LLMO対策」「GEO対策」といった言葉があふれています。ただ、その中には公式が言っていることと、SEO会社が調査から推測していることと、根拠のはっきりしない話が混ざっています。

この記事では、2026年9月19日時点で、次の3つを分けて整理します。

  • 公式が言っていること:Google、Microsoft(Bing・Copilot)、OpenAIなど、発表元が自分で書いているもの
  • 業界が調査から推測していること:海外の大手SEOツール会社の調査データにもとづくもの
  • 公式と業界で見方が分かれていること

すべての記述に出典を付けています。数字は、出典のページを開いて原文と照らし合わせたものだけを載せました。

用語を先に整理しておきます。

  • SEO:検索エンジン最適化のこと。Googleは「SEO(検索エンジン最適化)では、検索エンジンにコンテンツを理解させることで、ユーザーが検索エンジンからサイトを見つけてアクセスすべきかどうかを判断できるようにします」と説明しています(Google「検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド」
  • MEO:Googleマップなど、地域の検索結果で見つけてもらうための対策を指して、日本でよく使われる言葉です。ただしGoogleのヘルプに「MEO」という言葉は出てこず、Googleは「ローカル検索結果」と呼んでいます(Google ビジネス プロフィール ヘルプ
  • AEO・GEO:Googleの公式ガイドは、「AEO」は「回答エンジン最適化」、「GEO」は「生成エンジン最適化」の略で、どちらも「AI 検索エクスペリエンスでの視認性の向上に特化した作業を説明するために使用されることがある用語」だと説明しています(Google 検索の生成 AI 機能向けに最適化するための Google のガイド
    • 回答エンジン:検索結果のリンクを並べるのではなく、質問への答えそのものを返す仕組みのことです。AIモードやAIによる概要も、これにあたります。公式に決まった定義はないため、ここでは私の言葉で説明しています
    • 生成エンジン:2023年11月に公開された論文「GEO: Generative Engine Optimization」(arXiv)は、複数の情報源から集めた情報を大規模言語モデル(ChatGPTなどの土台になっているAI)で要約して答える検索の仕組みを「生成エンジン」と呼んでいます。AIによる概要やAIモード、ChatGPTの検索などを思い浮かべると分かりやすいです
    今のAI検索では、2つが指すものはほぼ同じです。Googleも、上のとおり2つを分けずに扱っています。
  • AIO・LLMO:「AIO対策」「LLMO対策」という言葉もよく見かけますが、上のGoogleのガイドには出てこず、公式に定めた定義は見当たりません。この記事では、AIに正しく扱われるための対策をまとめて「AIO対策」と呼びます
  • AIによる概要:Google検索の結果の上に出る、AIのまとめ(英語ではAI Overviews)
  • AIモード:Google検索の中で、AIと対話しながら調べられる機能(英語ではAI Mode)

2026年に入って、公式側で何が変わったか

AIモードの利用者は、月10億人を超えた

Googleは、Google I/O 2026(Googleの年次開発者会議)に合わせた発表で、AIモードの月間利用者が10億人を超えたと書いています(Google「A new era for AI Search」。原文:"AI Mode has surpassed one billion monthly users")。AI検索は、一部の人が試すものではなくなりつつあります。

Googleが「生成AI向けの最適化ガイド」を公開した

2026年5月、Googleは検索セントラル(Googleのサイト運営者向け公式サイト)に「Google 検索の生成 AI 機能向けに最適化するための Google のガイド」を公開しました(日本語版英語版)。

内容は、次の章で詳しく紹介します。一言でいえば「AI向けの最適化も、Googleから見ればSEOである」という立場です。

Search Consoleで、AIでの表示回数が見られるようになった

Search Console(Googleが無料で提供している、サイトの検索状況を見る道具)に「生成AIパフォーマンスレポート」が加わりました。AIによる概要・AIモード・Discoverで、自分のサイトが何回表示されたかが分かります。2026年8月31日に全世界のサイトで使えるようになっています(Google検索セントラル ブログ。原文:"As of August 31, 2026, we've rolled out these insights to all websites worldwide.")。

見方は「Search Consoleの生成AIレポートの見方」で解説しています。

AIの回答にだけ使わせない設定もできるようになった

同じく2026年8月31日から、Search Consoleで「自分のサイトをGoogleの生成AI機能に使わせない」設定が、全世界のサイトで使えるようになりました(Search Console ヘルプ「検索の生成 AI 設定」)。

Googleは、この設定は通常の検索順位には影響しないと書いています(同ページ英語版の原文:"this control isn't used as a ranking or inclusion signal affecting other parts of Search.")。一方で、除外したサイトにはAI機能からの表示もアクセスも来なくなるとも書いています(Google「New opportunities, control and insights for website owners」)。

中小企業のサイトで、この設定を使う場面は多くないと私は考えています。見つけてもらう入口を自分で1つ閉じることになるからです。

Googleの公式見解:「特別なAIO対策は要らない。それもSEO」

追加の要件も、特別な最適化もない

Googleの公式ページには、はっきりこう書かれています。

AI による概要や AI モードにコンテンツが表示されるための追加の要件はなく、別途特別な最適化を行う必要もありません。

Google 検索セントラル「AI 機能とウェブサイト」

理由として、Googleの生成AI機能は、Google検索の中心にある順位付けと品質の仕組みの上に作られているからだと説明しています(生成AI向け最適化ガイド・英語版。原文:"our generative AI features on Google Search are rooted in our core Search ranking and quality systems.")。

AIは、関連する検索を何本も同時に行っている

AIによる概要とAIモードは、「クエリ・ファンアウト」という方法を使うことがあります。1つの質問から関連する検索をいくつも同時に行い、その結果をまとめて回答を作る方法です(AI 機能とウェブサイト・英語版。原文:"issuing multiple related searches across subtopics and data sources")。

つまり、質問そのものの検索順位だけでなく、関連する話題の検索結果からも引用される可能性があります。

公式が「やらなくていい」と書いていること

生成AI向け最適化ガイドには、よく言われる「AIO対策」のうち、Google検索では不要なものがはっきり書かれています(すべて同ガイド・英語版より)。

  • llms.txt(AI向けの案内ファイル):Google検索は使わない。作っても害も益もない(原文:"Google Search ignores them")
  • 文章を細かく小分けにすること:不要(原文:"There's no requirement to break your content into tiny pieces")
  • AIのためだけの特別な書き方:不要(原文:"You don't need to write in a specific way just for generative AI search.")
  • 不自然な「言及」集め:思うほど役に立たない(原文:"seeking inauthentic "mentions" across the web isn't as helpful as it might seem.")
  • AI用の特別な構造化データ:不要。ただし、構造化データそのものは、検索結果での見え方(リッチリザルト)のために続けるのがよい

構造化データとは、「これは会社名」「これは住所」といった意味を、検索エンジンに分かる形でページに書き込む仕組みのことです。

さらに同じガイドには、「Googleの内部の順位やAIの仕組みにアクセスできる外部ツールは存在しない」とも書かれています(原文:"No third-party tool has access to our internal ranking or AI systems.")。「GoogleのAIの評価が分かります」とうたうサービスには、注意が必要です。

そもそもGoogleにインデックスされないときは

AIによる概要もAIモードも、Googleの検索の仕組みの上で動いています。つまり、Googleにインデックス(検索結果に載るための登録)されていることが出発点です。前提として、Googleは「ページが Google 検索の基本事項 に準拠していても、ページがクロールされてインデックスに登録され、検索結果に表示される保証はありません」と書いています(Google 検索セントラル「Google 検索の仕組み」)。

以下は、Googleの公式資料にもとづく、主な確認と対応の流れです。

1. 登録されているかを確かめる

Search Consoleにサイトを登録し、「URL 検査ツール」で調べたいページを検査します。Googleで「site:自分のドメイン」と検索する方法もありますが、site: では登録済みのURLがすべて表示されるわけではないと、Googleは書いています(Google 検索セントラル「Google にサイトを登録する」)。

2. 「ページのインデックス登録」レポートで理由を見る

Search Consoleの「ページのインデックス登録」レポートには、登録されなかった理由が表示されます(Search Console ヘルプ「ページのインデックス登録レポート」)。よく出る理由と、同じヘルプに書かれている対応は次のとおりです。

  • 「URL に noindex が指定されています」:ページに noindex(検索結果に載せないでという指示)が入っている。載せたいなら noindex を削除し、URL 検査ツールでインデックス登録をリクエストする
  • 「URL が robots.txt によってブロックされています」:robots.txt でGoogleの巡回を止めている。載せたいならブロックを解除する
  • 「未承認のリクエスト(401)が原因でブロックされました」:ログインなどの認証が必要なページになっている。登録させるなら、認証による保護を外すか、Googleのロボットのアクセスを許可する
  • 「見つかりませんでした(404)」「ソフト 404」:ページが存在しない、または中身のないページと判断された。ページを移動したなら、301リダイレクトで新しいURLへ転送する
  • 「重複していますが、ユーザーが正規ページとして選択していません」など:Googleが、よく似た別のURLを正規ページ(代表のページ)として選んだ。Googleはこれを「エラーではなく、意図したとおりに機能しています」と説明している
  • サーバーエラー・「リダイレクト エラー」:サーバーの不調や、リダイレクトの設定ミス(転送が長すぎる・ループしている等)。設定を直す

3. 直したら、登録をリクエストする

URL 検査ツールで「インデックス登録をリクエスト」します。ページが多いときはサイトマップを送信します。Googleは「クロールには数日から数週間かかることがあります」と書き、同じURLに何度リクエストしても早くクロールされることはないとしています(Google 検索セントラル「Google に再クロールをリクエストする」)。

4. 新しいサイト・小さいサイトの場合

Googleは、サイトを見落とす主な原因として、ほかのサイトからリンクされていない、立ち上げたばかり、画像や動画ばかりでテキストがない、ログインページなどでGoogleをブロックしている、といったことを挙げています。新しいサイトや変更に気付くまでに「数週間かかる場合があります」とも書いています(Google 検索セントラル「Google にサイトを登録する」)。リンクを得るためにお金を払うことは、スパムポリシー違反と見なされる可能性があるとも注意しています(同ページ)。

公式に明確な答えがないもの

  • 「クロール済み - インデックス未登録」:Googleが巡回したが登録しなかった状態です。公式の説明は「今後、インデックスに登録される可能性がありますが、登録されない可能性もあります。この URL のクロールのリクエストを再送信する必要はありません」だけで、なぜ登録されないのか、何をすれば登録されるのかは書かれていません(ページのインデックス登録レポート
  • 「検出 - インデックス未登録」:Googleがページを見つけたが、まだ巡回していない状態です。公式は、通常はサイトへの負荷を避けるために巡回を先送りした場合だと説明していますが、いつ巡回されるかは示していません(同ページ)
  • すべてのページが登録されるわけではない:同じヘルプは「100% のカバレッジ」を「確認しなくてよい点」に挙げていて、サイトのすべてのURLがインデックスに登録されるわけではないと書いています

この「明確な答えがない」部分について、「こうすれば必ず登録される」とうたう情報には注意が必要だと私は考えています。

Googleが「作ってほしい」と言っていること

誰でも書ける一般論ではなく、自分にしか書けない内容

同じガイドで、Googleは「コモディティ(ありふれた)コンテンツ」と、そうでないコンテンツを分けて説明しています。

ありふれたコンテンツの例として挙げられているのは「初めて家を買う人への7つのコツ」のような、一般常識で書ける記事です。反対に、専門家や経験者ならではの、一般常識を超えた見方が入ったものを求めています(同ガイド・英語版。原文:"Don't just recycle what others on the internet have already said, or could easily be produced by a generative AI model.")。

中小企業に置きかえると、「自社の現場で実際に起きたこと」「自社のお客さんからよく聞かれること」「自社で測った数字」などが、これにあたると私は考えています。

いちばん大事なのは「信頼」

Googleは、コンテンツの評価で見ている経験・専門性・権威性・信頼性(まとめてE-E-A-Tと呼ばれます)のうち、信頼がもっとも重要だと書いています(Google 検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成」英語版。原文:"Of these aspects, trust is most important.")。

同じページには、E-E-A-Tそのものは特定の順位要因ではない、とも書かれています(原文:"While E-E-A-T itself isn't a specific ranking factor")。

AIで大量に記事を作るのは、スパム扱いになりうる

生成AIを使って、利用者にとっての価値を足さずに大量のページを作ることは、スパムポリシーの「大量生成コンテンツの不正使用」にあたる可能性があると、Googleは明記しています(Google 検索セントラル「生成 AI コンテンツの使用に関するガイダンス」英語版スパムに関するポリシー)。

AIを使うこと自体が禁止されているわけではありません。問題になるのは、順位を操作することが主な目的で、読む人の役に立たないページを大量に作ることです。

地域のお店・会社は、Googleビジネスプロフィール(MEO)も土台になる

Googleの生成AI向け最適化ガイドには、Googleビジネスプロフィールなどのサービスを使うと「AI の回答と Google 検索のその他の結果の両方で商品やサービスが表示されやすくなります」と書かれています(Google 検索の生成 AI 機能向けに最適化するための Google のガイド)。

地図などに出るローカル検索結果について、Googleは「主に関連性、距離、知名度に基づいて表示されます」と説明しています。知名度には、ほかのサイトからのリンクの数やクチコミの数も含まれ、「クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ローカル検索結果のランキングが高くなります」とも書かれています(Google ビジネス プロフィール ヘルプ「Google でのローカル検索結果のランキングを改善する方法」)。

地域のお店や会社にとって、MEO対策はAIの時代になっても無駄にならない、と私は考えています。

Google以外:Bing・Copilot・ChatGPTなど

CopilotはBingの検索結果を使って答えている

Microsoftは、Copilotが質問に答えるとき、Bingに検索クエリを送って情報を集めると書いています(Microsoft Learn。原文:"Copilot generates a search query that it sends to the Bing search service")。Copilotに正しく紹介されたいなら、Bingにきちんと登録されていることが土台になります。

Bing Webmaster Toolsでも、AIでの表示が見られる

Bing Webmaster Tools(Microsoftが無料で提供している、Bingでの検索状況を見る道具)には「AI Performance」という機能があります。自分のサイトがCopilotやBingのAIの要約でどう使われているかが分かります(Bing Webmaster Blog(2026年2月))。

同じ記事でMicrosoftは、IndexNowを勧めています。IndexNowは、ページを更新したときに検索エンジンへすぐ知らせる仕組みです。更新した最新のページをAIが参照できるようにするためだと説明しています(原文:"IndexNow helps ensure that AI systems reference the most current version of a page when generating answers.")。なお、IndexNowの公式サイトの参加検索エンジンの一覧に、Googleは入っていません。

Microsoftは「抜き出しやすく書く」ことを勧めている

Microsoftは、AI検索の回答に選ばれるためのコンテンツの書き方を公開しています(Microsoft Advertising Blog(2025年10月))。

  • Copilotのようなアシスタントは、内容を小さな構造のまとまりに分けて読み取っている
  • 大事な答えを、タブや開閉式のメニューの中に隠さない。AIが隠れた内容を読まない場合がある(原文:"AI systems may not render hidden content")
  • ただし、これをやれば必ず選ばれるという保証はない(原文:"While nothing guarantees selection")

ChatGPT・Claude・Perplexityは、robots.txtで扱いを分けられる

robots.txtとは、検索エンジンやAIの巡回ロボット(クローラー)に「このサイトのどこを見てよいか」を伝えるファイルです。AIの会社は、目的ごとに別のロボットを用意しています。

  • OpenAI:ChatGPTの検索用は「OAI-SearchBot」、AIの学習用は「GPTBot」。OAI-SearchBotを拒否すると、ChatGPTの検索の回答に表示されなくなる。GPTBotを拒否しても、それは学習に使わないでほしいという意味になる(OpenAI「Overview of OpenAI Crawlers」。原文:"Sites that are opted out of OAI-SearchBot will not be shown in ChatGPT search answers")
  • Anthropic(Claude):学習用のClaudeBot、検索用のClaude-SearchBot、利用者の依頼で取得するClaude-Userの3つがあり、robots.txtに従う(Claude ヘルプ
  • Perplexity:PerplexityBotは検索結果にサイトを出すためのもので、AIの学習には使わないと書いている(Perplexity 公式ドキュメント

「AIに学習されたくないから、AIのロボットを全部止める」と設定すると、検索用のロボットまで止めてしまい、AIの回答に出なくなることがあります。止めるなら、学習用だけを止めるのが現実的です。

業界の調査で見えていること(公式ではなく、推測を含む)

ここからは、公式の発表ではありません。海外の大手SEOツール会社が、自社のデータで調べた結果です。相関(一緒に起きていること)であって、原因とは限らない点に注意してください。

AIによる概要が出ると、1位のページもクリックされにくくなる

SEOツール会社のAhrefsは、30万キーワードを調べ、AIによる概要が出る検索では、1位のページの平均クリック率が58%低かったと報告しています(Ahrefs。原文:"the presence of an AI Overview now correlates with a 58% lower average clickthrough rate for the top-ranking page.")。

一方でGoogleは、AIによる概要のある結果からのクリックは「質が高い」、つまりサイトに長く滞在される傾向があると書いています(AI 機能とウェブサイト・英語版。原文:"these clicks are higher quality")。数は減っても、来る人の質は上がっている、という見方です。

AIに引用されるページは、検索上位のページと同じとは限らない

AIによる概要で引用されたページのうち、同じ検索で上位10位にも入っていたのは、Ahrefsの調査で38%でした(Ahrefs。86.3万件の検索結果を調査)。

SEOツール会社のBrightEdgeは、同じ割合を約17%と報告しています(BrightEdge。原文:"Only about 17% of sources cited in AIOs also rank in the organic top 10")。

AIモードについては、SEOツール会社のSemrushが、引用されたURLのうちGoogleの上位10位と重なるのは約35%だったと報告しています(Semrush。原文:"~54% domain and ~35% URL overlap")。

調査によって数字に幅はあります。それでも「検索1位=AIに引用される」とは限らない、という点ではどの調査も一致しています。これは、先に紹介したクエリ・ファンアウト(関連する検索を同時に行う仕組み)で説明できる部分もあると私は考えています。

サイトの外で名前が出ていることと、AIでの見え方に関係がある

Ahrefsは7万5千のブランドを調べ、AIでの見え方と最も強く関係していたのは、YouTubeでの言及(相関係数 約0.737)だったと報告しています。Web上でブランド名が言及されていることも、強く関係していました(Ahrefs。原文:"YouTube mentions show the strongest correlation with AI visibility (~0.737)")。

引用されたページには、基本的な構造化データが多い

Semrushは、ChatGPTの検索とAIモードで引用された500万URLを調べ、会社情報(Organization)・記事(Article)・パンくずリスト(BreadcrumbList)の構造化データが多く見られたと報告しています。ただし同社自身が「この相関は因果関係を証明しない」と書いています(Semrush。原文:"These correlations don't prove causation")。

公式と業界で、見方が分かれていること

llms.txt

Google検索は「使わない」と明言しています(生成AI向け最適化ガイド)。llms.txtは、標準化団体の規格ではなく、個人が提案した仕組みです(llmstxt.org)。

一方で、GoogleのChromeチームが提供しているサイト診断ツールLighthouseには、llms.txtの有無を見る項目があります。ただし、ファイルが無くても「対象外」として扱い、今のところ任意だと書いています(Chrome for Developers「llms.txt | Lighthouse」)。

私の考えでは、Google検索のために急いで作る必要はありません。作っても害はないので、手間が小さいなら置いておく、くらいの位置づけです。

文章を小分けにするべきか

Googleは「小分けにする必要はない」と書いています。Microsoftは「AIは内容を小さなまとまりに分けて読む」ので、抜き出しやすく書くことを勧めています(それぞれ前述)。公式どうしで言い方が違う点です。

私は、無理に細切れにするのではなく、「見出しごとに、その見出しの問いに1つ答える」書き方にするのが、両方に合っていると考えています。人にとっても読みやすいからです。

サイトの外での言及

Googleは「不自然な言及集めは役に立たない」と書き、Ahrefsは「言及とAIでの見え方の相関が強い」と報告しています(それぞれ前述)。

2つは矛盾していないと私は考えています。お金で集めた不自然な言及は意味がなく、実際に取材されたり紹介されたりする「自然な言及」は、AIにも人にも効いている、と読めるからです。

中小企業が、いまやること

ここまでの公式の見解と調査をふまえて、中小企業のサイトで大事だと私が考えていることをまとめます。

1. まず、普通のSEOをきちんとやる

Googleの公式見解のとおり、AI向けの対策の土台はSEOです。タイトル、見出し、分かりやすい本文、表示の速さ、スマホ対応。ここが崩れていると、AI向けに何をしても効きにくいと考えています。

2. 「自社にしか書けないこと」を書く

現場の事例、よく受ける質問への答え、自社で測った数字。一般論のまとめ記事は、AIが自分で書けてしまいます。

3. 会社情報を、どこでも同じにそろえる

社名、所在地、電話番号、事業内容の説明を、自社サイト・Googleビジネスプロフィール・各種ポータルサイトで同じ表記にします。会社情報の構造化データも入れておきます。

4. Bingにも登録する

Bing Webmaster Toolsにサイトを登録し、サイトマップを送ります。CopilotがBingを使っているためです。更新が多いサイトならIndexNowも検討します。

5. robots.txtで、AIの検索用ロボットを止めていないか確かめる

学習を止めたい場合でも、検索用のロボット(OAI-SearchBotなど)まで止めていないかを確認します。

6. 測る

Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートと、Bing Webmaster ToolsのAI Performanceで、AIでの表示を見ます。ChatGPTから来たアクセスは、アクセス解析でリンク元を見ると分かることがあります。

7. 「AIの評価が分かる」とうたうツールをうのみにしない

Google自身が、Googleの内部の仕組みにアクセスできる外部ツールは無いと書いています。

まとめ

2026年9月時点で、Googleの公式見解ははっきりしています。「AIのための特別な対策は要らない。それもSEO」です。

一方で、業界の調査からは、検索1位とAIの引用が必ずしも一致しないことや、サイトの外での評判が効いていそうなことが見えてきています。

私の結論は、公式の見解を土台にして、業界の調査は「方向を考えるヒント」として使う、です。特別な裏ワザを探すより、自社にしか書けない情報を、正確に、どこでも同じ形で出していく。それがGoogleにもAIにも、そして実際のお客さんにも届く方法だと考えています。

この記事で使った出どころ

すべて2026年9月19日に開いて確認しました。

公式(Google)

公式(Google以外)

業界の調査

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