GPT Images 2.5は何が変わった?公式発表の整理と前世代との比較
かつ
2026/09/09
OpenAIが2026年9月8日(米国時間。日本時間では9月9日の早朝)に画像モデル「GPT Images 2.5」を発表しました。ChatGPTでは全ユーザーに、APIでは「Flare」と「Sunburst」の2つのモデルとして提供されます。この記事では、公式ページに書かれていることだけを整理し、同じ指示文で GPT Image 2 と GPT Image 2.5 Flare の両方で作った画像を並べて、「何がどう変わったか」を見ます。
まず3行で。
- 単価は前の GPT Image 2 と同じ(100万トークンあたり テキスト入力$5/画像入力$8/画像出力$30)。実測でも1枚(中品質・1024px)は約8円で変わらず。
- APIは2種類。速い「Flare」(既定)と、仕上げ向けの「Sunburst」。
- 同じ指示・同じ大きさで、生成にかかった時間は 2 が約20秒、2.5 Flare が約13秒(1回ずつの計測)。
公式に書かれていること
- 発表日は2026年9月8日(米国時間)。開発者向けの公式告知は 9月8日 19:12 UTC、日本時間で 9月9日 4:12。ChatGPT・ChatGPT Work・Codexの全ユーザーに「ChatGPT Images 2.5」として展開。
- 主張されている改善は3つ。「より自然な光と豊かな質感」「参照写真の被写体を保つ」「複数回の編集指示に、より確実に従う」。
- 生成の待ち時間は Images 2.0 に比べて最大50%短縮。
- APIのモデルは
gpt-image-2.5-flare(既定。GPT Image 2 より高品質で待ち時間50%減)とgpt-image-2.5-sunburst(精度重視で生成時間は長め。広告用のクリエイティブや製品写真など、編集を重ねる仕上げ向け)。 - 品質の段階に
xhighとmaxが追加。任意の解像度に対応。 - 対応するのは images/generations と images/edits の2つだけ。Chat Completions や Responses API からは使えません。
料金の現実
単価は GPT Image 2 と同じです。「1枚あたり何トークン使うか」は公式に書かれていませんが、弊社の台帳では中品質・1024pxの1枚が 2 でも 2.5 Flare でも $0.053(約8円)でした。品質を max にすれば、同じ単価でも1枚の実額は上がるはずです。
ひとつ注意。発表当日(日本時間9月9日)の時点で、モデル一覧のAPI(/v1/models)には 2.5 が出ませんが、画像生成のAPIに gpt-image-2.5-flare を指定すると生成できました。「一覧に無い=使えない」ではありません。
同じ指示で3枚、並べてみた
上が GPT Image 2、下が GPT Image 2.5 Flare。指示文と大きさは同じ、品質はどちらも中(medium)。私が選んだのは「画像モデルが苦手だったこと」3つです。
A. 日本語の文字
指示:横長のブログ用サムネイル。白い背景に青のアクセント。中央に日本語の太い見出し「GPT Images 2.5 何が変わった?」をはっきり正確に描く。小さく「比較レポート」の文字。飾りは最小限。


所見:どちらも文言は正確で、誤字も余計な文字もありません。2 は見出しが濃紺、2.5 は指示どおりの青一色で、文字の縁がわずかに滑らかです。この題材では差は小さい。日本語の見出しは 2 の時点でほぼ解決していた、というのが正直なところです。
B. 質感と光
指示:雨上がりの大阪の細い路地、夕方。濡れた石畳に居酒屋の赤い提灯と看板の光が映っている。写真のようにリアル。人は写っていない。


所見:ここは差が出ました。2 は提灯と看板の赤が強く、全体が一様に暖色です。2.5 は夕方の空の残り(青から橙への変わり目)が入り、看板の白い光と提灯の赤が別の光として石畳に映っています。看板の文字も「居酒屋」「やきとり」「串かつ」「おでん」と読めるものが増えました。公式が言う「自然な光と質感」は、この題材で分かります。
C. 手と小物
指示:木の机の上で、両手でスマートフォンを持ち、画面のQRコードを読み取っている人の手元。自然光、浅い被写界深度、写真のようにリアル。指は5本ずつ正確に。


所見:指の本数はどちらも合っています。違いは「画面の中身」と「状況の作り込み」。2 は画面がほぼ黒でQRコードだけ。2.5 はカメラアプリの画面(撮影モードの切り替え、シャッターボタン)まで描き、机の上に「ご注文はこちら」のQRスタンドを置いて、カフェで注文する状況として成立させています。指示に無い状況を足してくる点は、使う場面によって良し悪しです。
速さ
同じ指示(C)・同じ大きさ(1024px)・同じ品質で、リクエストから保存までの時間は 2 が約20秒、2.5 Flare が約13秒でした(それぞれ1回。計測はAPIの往復を含む)。公式の「最大50%短縮」ほどではありませんが、体感できる差です。
使い分けの目安
- ふだんの記事画像やサムネ:
gpt-image-2.5-flare。速くて、光と質感が良い。 - 広告や商品写真で、何度も直しを重ねるもの:
gpt-image-2.5-sunburst(未検証。試したら追記します)。 - 安く数を出したいとき:
gpt-image-1-mini。
カツプロでの扱い
カツプロの画像生成(記事のアイキャッチ、名刺帳など)のモデル選択に、gpt-image-2.5-flare と gpt-image-2.5-sunburst を足しました。会員それぞれのAPIキーで使います。もし「モデルが存在しない」というエラーが出る場合は、そのキーへの提供がまだなので、GPT Image 2 を選んでください。
まとめ
値段は変わらず、速くなり、光と質感が自然になった。文字はもともと良く、手も崩れない。今回の3枚では「B の路地」がいちばん分かりやすい進化でした。Sunburst と、品質 max の実額は、試したらこの記事に足します。
参考(すべて公式ページ):Introducing ChatGPT Images 2.5(openai.com)/GPT-Image-2.5 Flare・Sunburst のモデルページ(developers.openai.com)/Pricing(developers.openai.com)。
この記事の著者・監修
カツ
カツプロ運営者のカツです! AI・Web関連から、日常のことなど、私目線の回答も交えながらお伝えします!
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